私のジモト

My jimoto

育った地元、過ごした地元、
憧れた場所も今は地元。
そんなジモトの人達に信頼される存在でありたい。

With

地元の企業同士を繋ぎ

応援することが仕事

野川支店 渉外係

北岡 裕一郎 入庫3年目

Kitaoka Yuichiro

対談企業 株式会社テクノアート・イシヤマ

取締役会長 石山 今朝義さま

入庫3年目、若手の渉外係の北岡職員が長い取引のあるテクノアート・イシヤマさまの担当になり約半年。絆が深まった大きな転換期を振り返るとともに、学んでいきたいことや今後について語ってもらいました。

はじまりは「大丈夫かな?」
「不安だな」という思い

石山会長

見ての通り若いので、「大丈夫かな?」というのが第一印象です。年齢的には私の孫のような世代ですから。けれど以前の担当者は私としっかりコミュニケーションを取ってくれていて信頼関係もあったので、しっかり引き継いでくれるだろうと思っていました。

北岡

はじめてお会いしたときは、当時社長であった石山会長にご挨拶をさせていただきました。テクノアート・イシヤマさまは、かわしんにとって長いお取引のある会社さまであり、公共工事も手がけられる大きな会社さまなので、すごく緊張したのを覚えています。「私が担当で大丈夫なのか?」という不安もありました。

石山会長

大丈夫ですよ。北岡さんには若さがあるしフットワークが良い。こちらの要望に対して真摯に対応してくれているのもよくわかる。もちろん、若さゆえの足りない部分はありますが、それをフットワークの良さでカバーしてくれていますね。それにうちの事務スタッフは「北岡さんから元気をもらえる」とよく話していますよ。

役員変更という大仕事を
乗り越えて一つのチームに

北岡

担当させていただくようになってから2ヵ月後に、役員の変更がありましたね。

石山会長

そうですね。私が会長になったことで、2~3ヵ月の間に通帳の代表者の変更など手続きややるべきことがたくさんあって。それを一緒に取り組んでもらったことが、お互いにとっていい経験になったと思いますね。

北岡

私が必要な書類を失念してしまって、会長に改めてお時間をいただくこともありました……。

石山会長

それでも、先ほど話したようにフットワークが軽いし、困ったことがあれば持ち帰って、上司に相談してまた来てくれて。よくやってくれているなと感謝していましたよ。 “チームプレイ”で乗り越えた感じで。

北岡

その頃は、週に3回くらいお伺いして、会長や社長、事務の方にもご協力いただきながら、なんとかやり切ったという印象です。
会長は何事にも動じず、どっしりとされている。それに数字に強い。会長となられた今も、数字を把握されていて前もってご相談くださるのでスケジュール調整もスムーズにできます。今はまだ目の前の業務に集中しがちですが、会長のように先を見通す力を学んでいきたいです。

築いてきた信頼関係を土台に、さらなる発展を

石山会長

かわしんさんとの最初のお付き合いは個人的なものでした。預金口座を持っていたことから、自宅を購入する際に住宅ローンの相談したのが今から40年くらい前です。
かわしんさんは引き継ぎがうまくできていますよね。他の金融機関にも口座はありますが、以前の担当者から違和感なく北岡さんに引き継ぎがされていたので安心しました。

北岡

以前の担当していた職員と相談して、会長のご負担を極力減らせるように準備をしたうえで、説明や提案にうかがうようにしていました。とはいえ、私の経験不足から2回、3回と訪問させていただくケースもありましたが、会長はいつも温かく対応してくださり、「気にしなくていいよ」と言ってくださったことで救われたことが何度もありました。

石山会長

気になっていることと言えば、電話のタイミング(笑) 昨日だったか、ちょうどお昼の時間に。

北岡

申し訳ございません!

石山会長

良いほうに捉えると「その時間だと捕まりやすいからかな」とも思うんだけど(笑) それくらいかな。

北岡

申し訳ございません!

石山会長

なんてことがあっても違和感がない間柄になってきたということかな。
それに、私どもが手がける公共工事というのはスパンが長く、約40%が前払金として支払われますが、残りの60%は工事が完了して2ヵ月後くらいにしか入金されない。入金がなくても毎月の支払いなど、キャッシュを回していかなければならないですから。それが、公共工事を請け負っている事業者の特徴であり、公共工事が増えるほどかわしんさんに頼るしかないと思っています。

北岡

ありがとうございます。これからもしっかりとサポートしていきますので、長いお付き合いをお願いします。

金融という枠を超えてビジネスマッチングの起点に

石山会長

今後、かわしんには融資以外の面で期待したいことがあります。例えば、企業同士のマッチング。確かテレビで見たんですが、地方の金融機関が地域にある企業と企業をマッチングさせて新しい事業を生み出し、金融機関はそこに融資をすることでお客さんを増やしている。かわしんさんは、マッチングさせるためのデータを持っているわけですから。必要に応じて紹介、マッチングしてもらえると輪が広がりますよね。

北岡

テクノアート・イシヤマさまには、かわしんのマッチングツール「Kawasaki Big Advance(川崎ビッグアドバンス)」に登録していただいていますので、良い案件があるといいなと思っています。登録をされていない地元の企業さまもいらっしゃるので、このサービスの枠を超えたご依頼にもできるだけ対応してきたいです。また「かわさきSDGsゴールドパートナー」のような自治体の制度なども提案させてください。

石山会長

よろしくお願いします。特に、実績や人脈がない新しい分野の事業をはじめるときには、ぜひ協力してください。それと、私はゴルフが趣味なので一緒に回れたらいいですね。

北岡

会長はお上手なので、もう少し練習してからご一緒させてください!よろしくお願いします。

かわしんに就職を検討されている皆さんへ

石山会長

まずは第一印象が大事です。うちの担当である北岡さんのように、若さと元気さで頑張ってください。そしてコミュニケーション力です。まずは取引先の事務スタッフなど窓口の方、そして代表者の方とのコミュニケーションを心がけてください。

北岡

かわしんの業務は、地元企業の代表者さまとお話しする機会が多くあります。不安に思うことも多いと思いますが、石山会長のように温かく優しい方が多いので安心してください。地元の企業を応援できる、サポートできる気持ちのある方をお待ちしています。

※ 職員の情報や取材内容等については取材時のものです。