後方業務をしていたときの、お客さまとの電話にまつわるやりとりが、強く印象に残っています。
商品に関するお問い合わせの電話で、まだ入庫したばかりで、その商品に関する知識が十分でなく、お客さまのお問い合わせに即答できませんでした。それでも、先輩に教えていただきながら、一生懸命にお客さまに商品について説明したところ、後日そのお客さまが来店され、「この前、電話対応してくれた方にありがとうと伝えておいて」と言われたことを、窓口業務を担当する先輩から聞きました。
営業係に配属されたとき、お客さまの笑顔や喜びを実感できるのは、お客さまに接する窓口業務で、後方業務はどちらかというと裏方という印象を持っていましたが、私の思い違いでした。
顔が見えないところでもお客さまの力になれる。かわしんの業務は、すべてがお客さまの笑顔と喜びにつながっている。そのことに早く気付くことができて、よかったです。

信用金庫の業務は複雑で、お客さまへの案内の仕方だけでも、お客さまによって千差万別、基本的に同じ業務はありません。
そのため、上司や先輩に教わること、自分で積極的に勉強しなければいけないことが山ほどあります。
上司や先輩に何度も同じことを聞かないように、教えていただいたその場でメモをとり、業務の空いた時間や自宅で、走り書きしたメモを読み返し、別のノートに清書し、自分なりに整理しています。直接質問できなくても、上司や先輩が隣で電話をしていたならば、どう応対するのかを注意して聞き、学ぶようにしています。
日常の業務以外にも、資格取得に向けた勉強や、通信講座をやるための時間をつくる必要があり、通勤時間を利用して参考書を読んだり、自宅で問題を解いたりするようにしています。また、商品やサービスの内容も頻繁に変わり、お客さまから問い合わせがあるため、通勤中に職員向けのeラーニングを利用して
勉強したり、プリントアウトしてデスクの近くに置き、いつでも確認できるよう工夫しています。
正しい知識、適切な応対は、お客さまの満足に直結します。勉強は大変ですが、お客さまの笑顔や喜びのために、頑張っています。

かわしんで働き始めてまだ1年目ですが、想像していた以上にお客さまと接する機会がありました。
かわしんにはジョブローテーション制度があり、2年間で営業、融資、渉外の3つの係を経験できます。係が変われば業務内容も変わり、新たに学べることが増えます。新しい業務に少し不安はありますが、このあとにどんな出会いや経験が待っているかワクワクしています。いい意味でアットホームで温かい雰囲気のなか、尊敬できる上司や先輩に囲まれ、自分も早く上司や先輩のようになるために、これからも学びを続けたいと思います。

最後に、就職活動をするみなさまへ。就職活動は大変ですが、あまり気負わず、楽しみながらいろんな業種を眺め、インターンシップや説明会に参加してみてください。その過程で自分のやりたいこと、自分の想いを叶えられる場所をきっと見つけられると思います。私にとってその場所がかわしんです。応援しています。