System
昨今、ITは目覚ましい進化を続けており、様々な業界で日常的に活用されています。それは金融業界も同様で、利便性の向上、職員の営業サポート、経営戦略といった場面でITが必要とされています。
かわしんの根幹でもある『システム』を管理する事務部をご紹介します。
システムエンジニアをメインとしたバックオフィスの役割を担う、かわしんのシステム関連部署。
かわしんの各営業店と連携をして業務がスムーズに遂行できるように現状のシステム運用面の見直しや新しいサービスの開発等を行っています。かわしんを利用している地域のお客さまや業務を行う職員の意見を大切にすることで、きめ細いニーズに合った対応が可能となり、より良いサービスや利便性の向上を目指した質の高いシステムを提供しています。システム関連部署の担当業務は、「企画・開発・運用」と大きく3つに分類されます。
〈 かわしんでの主な担当業務 〉
企画
かわしんの本部や営業店、時には協力会社と連携をして、新しいシステムの企画と進捗管理を行います。かわしんを利用している地域のお客さまや実際にシステムを使用し、お客さまと近しい立場にある職員の意見を基に、金融業界に必要とされているサービスとはどういうものなのかを考え、システムの利便性の向上を目指しています。
開発
企画部門からの提案を基に、サービスや利便性の向上を目指したシステムの構築を行っていきます。かわしんでは、企画・開発・運用とノンストップで業務を行えるため、他部門と連携し、より運用しやすいシステム開発を実現することができます。また、協力会社とも連携して開発を行うことで、質の高いシステム構築が可能です。
運用
職員から寄せられた様々な質問や問題等を解決しています。業務に寄り添ったメンテナンス・改善を行うことで細かな対応が可能です。PCやOA機器のメンテナンスなど、スムーズに業務遂行できるようサポートを行っています。幅広いシステムに携わることができるため、金融関連のOAシステム全般を把握することができます。
1日のスケジュール
1 day schedule
8:30 | 出勤 メールチェック、通達 (各部からのお知らせ)を見る。 帳票の開発や関係各部と打ち合わせ、 協力会社との進捗状況の確認。 |
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11:30 | 昼食 |
12:30 | 午前の続き(開発・打ち合わせ等) |
17:15 | 退勤 |
お客さまと直接関わらない部門でも
「地域の皆さまを支えている」という自信と誇りを胸に
部内でジョブローテーションできることが社内SEの面白さ
さまざまなシステム開発に携わることへのやりがいと喜び
入庫以来9年間、事務部でシステムの担当をしています。社内SE(システムエンジニア)には元々興味があり、エントリー時から希望していました。システム系の会社では1つのシステムを深堀りして開発していくのに対し、社内SEは、企画、開発、運用の全てに携わることができるという点が私にとって非常に魅力的でした。
事務部に配属された最初の半年はOAシステム運用の担当となり、ヘルプデスクのような立ち位置で、職員のパソコン周りのサポート対応やかわしん専用のPCシステムを開発しました。その後、OA開発ポータルサイトの作成に携わり、1年半ほど信用金庫業界独自のネットワークの対応や新しく生まれ変わるシステムの利便性向上を重視したプログラム作り、各部にある共通のパソコンや独自のネットワークを作る業務に従事しました。その後の2年間は、情報系開発として各支店に設備されるタブレットシステムで、職員が閲覧するデータの流れを構築したり、来店するお客さまの状況を把握できるシステムや、営業のサポ―トとなるツール開発などに従事し、さらに勘定系の運用、セキュリティにも1年半携わるなど、事務部の中でいくつものセクションを経験してきました。
社内SEの仕事は色々なシステムに触れてマルチに対応できるスキルが身につき、1つのシステム開発を突き詰めていくよりも自分には合っているので、とてもやりがいを感じています。
事務部(入庫9年目)
上杉 貴洋
先輩職員のフォローもあり、専門的なスキルが身につく環境
キャリア職員にとっては、経験と強みが活かせる環境
ジョブローテーションがあるので専門知識をセクションごとに学べますし、先輩のフォローもあるのでとても働きやすい環境です。今でも覚えていますが、私が入庫2年目にOA開発をしていた頃、ある設定のミスをしてしまい大事に至るかもしれない事態に混乱した経験があります。その際、先輩職員に助けてもらったことがとても印象的でした。後輩職員のミスを怒るのではなく、すぐさまリカバリー作業を優先した先輩職員の仕事に対する姿勢を今でも覚えていますし、とても頼りになりました。私も先輩職員として、そうでありたいと思っています。
システム専門職として1つの開発に集中して携わってきたキャリア職員の人にとっては、その経験と得意分野を活かせる環境だと思います。現場で強みを活かしてもらえると非常に心強いです!
普段は直接会うことがない事務部の2人と営業店の職員が
顔を合わせ、ざっくばらんに語りました
かわしんのシステム全般を担う、事務部の村上さん、穂坂さん。
そして、新百合丘支店で営業係(窓口業務)を担当している今井さん。
電話やメールではやり取りはあるものの、普段はなかなか会う機会がないこの2組。
やや緊張気味でスタートした特別座談会も、ざっくばらんに語り合ううちに、
業務は違えど、しっかり繋がっていることがわかり、笑顔があふれる時間となりました。
左から:今井さん、穂坂さん、村上さん
事務部
(入庫12年目)
村上 大輔
事務部
(入庫8年目)
穂坂 佑希
新百合丘支店
(入庫7年目)
今井 朱里
今井
今日は事務部の皆さんとお会いするのが久しぶりです。こうして実際に顔を合わせて話す機会はあまりないので、今日は普段どのような業務をされているのか、また営業店や他部門の要望などをどのように汲み取って開発に活かされてるのかなどを伺いたいと思っています。
穂坂
確かに電話でお話したりすることはあるのですが、営業店の方と会えるのは嬉しいですね!
村上
そうですね。営業店ではどんな業務をされているのか興味があります。営業店での実務経験がないからこそ、現場の生の声を聞ける機会というのはとても貴重だと思っています。
今井
私は、新城支店を経て、昨年から新百合丘支店に配属となり、
主に営業店の窓口でお客さま応対を担当しています。そして事務部の皆さんが作ったシステムを使っている立場です。私を含む窓口担当の職員はパソコンやシステムに強い方ではないので、事務部の皆さんにはパソコンのトラブル対応などでお世話になっています!この場を借りていつもありがとうございます(笑)
穂坂
村上
こちらこそ、役に立てることが嬉しいです!
村上
私は入庫以来、事務部配属で、現在はシステム担当として、勘定系更改プロジェクトに携わっています。川崎信用金庫メインのシステムが新しくなる際などに、非常に忙しくなる部署です(笑)
穂坂
私も村上さんと担当は違うのですが、勘定系更改プロジェクトに関わっています。サーバーの基盤作りなどが主な業務です。
今井
もともと、お2人はシステム系の職種を目指していたのですか?
村上
私は就活中、たまたま行った企業説明会でかわしんの採用担当と話したことがきっかけでした。金融機関に入ることを目指していたわけではなく、かわしんにシステムの部署があり、システム担当者を募集していることを知り、入庫を決めました。
穂坂
私は文系の学部でしたが、システムを専攻していてプログラミングの経験もありました。かわしんに入りたいと思った最大の理由は、先に大学のサークルの先輩が入庫していた影響で、かわしんのインターンシップがあることを知り、実際に参加したことがきっかけでした。1週間のインターンシップのうち2日間事務部で業務体験をさせてもらったことで、職場の雰囲気がとても良く、直感的にここで働いたら楽しそうだと思ったからです。
今井
私は大学が経済学部だったので、金融業界で働くことを希望していました。川崎にある大学に通っていたということもあり、会社説明会に参加したとき、とてもアットホームだなと感じて、入庫したいと思いました。
穂坂
入庫してからしばらくは、事務作業が多くてシステム担当なのに開発に携わることがなかったですね。
村上
そうそう、電話対応などの一般的な仕事で。システム担当に抱いていたイメージとはかなり違いました(笑)でも今となっては社会人としての基礎を学ぶ貴重な時期だったと思います。
穂坂
そうですね。社会人としてのあたりまえの業務を学んだと思いますね。今井さんはどうですか?
今井
私は、想像以上に「金融機関の仕事は細かい!」と思いました。性格的に大雑把なので(笑)始めは細かい作業についていけるか心配でしたが、今ではすっかり慣れましたね!
金庫をあげての大プロジェクトに関わる、お客さまから頼りにされる
その全てがやりがいに繋がる
今井
私たちも入庫してから年数を重ねていますが、お2人はこれまでに印象的だった仕事などはありますか?
村上
私は、直近で携わっていた、勘定系更改プロジェクトですね。入庫4年目でしたが、まだ何もわからない状態で配属されました。特にこのプロジェクトは、金庫をあげた大きなプロジェクトだったので緊張と不安でいっぱいでした。当時は勉強しながら、必死についていった記憶があります。今では、このプロジェクトに関われたことに誇りを持てます!
穂坂
私は入庫3年目のときに担当することになったOAシステム更改ですね。とてもやりがいのある業務で、3~4年間プロジェクトに携わり、更改を経験しました。少人数で乗り切ったことが私にとっては入庫以来の最大の思い出でしたね。最も忙しい時は、時々土日勤務するなど少し大変なときもありました(笑)
今井
そんなに大変だったんですね。穂坂さんたちが頑張って作ってくださったシステムが新しくなる時は、直前に知ることが多いので、3〜4年もかかっていたとは全く知りませんでした!社内ポータルシステムの更改で、全職員の個別のスケジュールの閲覧の方法がよりわかりやすくなりました。お客さまのご要望に応える際に、全職員のスケジュールを素早く把握できることで迅速な対応に繋がっています!
穂坂
日々の業務で便利に活用してくれているということが嬉しいです。
村上
役に立っていると思うと嬉しいですね。他部署からの声に応えられたときに喜びを感じます。今井さんは、どんなことにやりがいを感じますか?
今井
私は、お客さまに感謝されるときは、いつも嬉しいしやりがいを感じますね。「今井さんに対応してもらってよかった」と言われたときは心から嬉しく思います。
信頼できる仲間と共に
かわしんをつくっていきたい
村上
私たちは日々システムと向き合っていますが、今井さんは普段お客さま応対をどのようにされていますか?
今井
私たちの支店では、5人のチームでお客さま応対をしていて誰が休んでもカバーできるよう、ローテーションを組んで仕事しています。難しい案件も皆で共有し、解決していきます。協力は不可欠ですね。
村上
そうですね。私たちは、グループがいくつかあり、私のチームは4人でやっています。協力会社の皆さんもチームですね!
穂坂
私は2人チームです!1対1の会話になりますが、全ての状況を共有し合っていて、とてもうまくやれていると思います。新しい情報も困った案件も、どんなことでも話せる関係性が大事ですね。
村上
チームは大事ですよね!私は、新しく仲間になる人たちも、自分から学ぶ意識がある人であればいいなと思いますが、お2人はどう思いますか?
穂坂
そうですね。新卒の方はもちろん、キャリア職員の方も即戦力ということだけでなく、私たちにとっての固定概念を外して、新しい風を吹かせてくれる存在になると思います!
村上
たしかに、かわしんの文化に染まってない人が仲間になってくれて、新しいアイデアをいただける環境は良いですね!
今井
知識がなくても大丈夫、学ぶ意欲があることが大事ですよね!優しい先輩職員ばかりで風通しの良い職場なので。
穂坂
そう、知識ゼロでも溶け込みやすい、アットホームな雰囲気ですしね。仕事に向かう気持ちが大事だと思います!
※ 職員の情報や取材内容等については取材時のものです。